科目名 日本語学(講義) 科目ナンバー CL-JL3145-Wj
担当者
(実務経験名)
講師 村山 実和子
履修期 2年 前期 卒業単位 必修 2単位
免許・資格 中学校教諭二種(国語)必修・司書教諭必修
授業概要 普段当たり前のように使用している日本語について,様々な視点から捉え直すことを目指します。特に現代語の語彙論を中心に取り上げますが,必要に応じて,歴史や変化についても解説します。
到達目標 知識・理解 日本語の構造・性質に対する理解を深め,国語教育を行ううえで基礎的な知識を習得する。
思考・判断 身近な事柄について客観的に観察し,「事実」とそれに対する「解釈」とを分けて理解することができる。
態度・興味・意欲 授業で取り上げたトピックに関心を持ち,身の回りの日本語の事象や国語教育の内容に関連付けて考えることができる。
技能・表現 授業で学んだ内容について,要点をわかりやすくまとめることができる。
授業計画 授業内容 事前事後学習内容 時間(分)

1

ガイダンス

【復習】ガイダンスを受けて興味を持った点についてまとめる。

60

2

辞書を引く・辞書を知る

【予習】語を一つ決め,辞書(3冊以上)で語釈を調べてくる。

60

3

語構成と語形成(1)語を構成するもの

【予習】「っぽい/らしい」を使った例文を作り,違いを考える。

60

4

語構成と語形成(2)語を作り出す仕組み

【予習】「略語」を10個探し,その特徴を考えてくる。

60

5

語の分類(1)語種

【予習】和語・漢語・外来語を含む混種語の例を探してくる。

60

6

語の分類(2)語種

【予習】身の回りの外来語を,和語(漢語)に置き換えてみる。

60

7

語と意味関係(1)類義語

【予習】提示する類義語について類似点と相違点を考える。

60

8

語と意味関係(2)多義語

【予習】体の一部という意味以外で使われる「手」の例を考える。

60

9

語の変化(1)意味変化

【予習】「誤用」とされている表現が,なぜ生じるのかを考える。

60

10

語の変化(2)語の交替

【予習】自分の世代で通用し,親世代には伝わらない言葉を探す。

60

11

語と位相(1)性差

【予習】小説の台詞から話者の性質が特定できそうな要素を探す。

60

12

語と位相(2)地域差1

【予習】共通語で書かれた文章を自分なりに「方言に翻訳」する。

60

13

語と位相(3)地域差2

【予習】身の回りで見つけた「方言」を写真に撮ってくる。

60

14

テスト

【復習】授業全体の配布資料・ノート等を見直す。

120

15

テストについてのフィードバック・全体のまとめ

【復習】自身が誤解していた箇所について理解を深めること。

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成績評価方法   知識・理解 思考・判断 態度・興味・意欲 技能・表現 評価割合
筆記試験 50%
レポート
課題 50%
実技
受講状況・態度
その他()
フィードバックの方法 ・コメントカードの質問等は,次回講義内にて回答します。
・予習課題およびグループワークに対するフィードバックは講義内で行います。
・理解度を高めるため,授業期間内にテストを実施し,翌週にフィードバックと全体のまとめを行います。
教科書 プリントを随時配布します。
参考書 参考書は授業中に紹介します。
アクティブ・ラーニング ・対面では可能な範囲で,ペアワークを行うことがあります。
・遠隔では,全員の通信環境が許せば,eラーニング上で意見交換してもらうことがあります。
ICT活用 ・講義内で配付・紹介した資料についてはeラーニングサイト上でも公開し,また予習課題の提出も基本的に同サイト上で管理します。
・公開されているデータベース類やデジタルアーカイブにアクセスするため,iPadを使用することがあります。
メッセージ・備考 講義の内容をよりよく理解するために,予習課題を課します。「正解」を問うものではなく,様々な視点を持つことを目的としているので,ぜひ積極的に取り組んでください。
関連科目 日本語と文化,ビジネス技能演習,日本語日本文学科目すべて