科目名 児童サービス論(講義) 科目ナンバー CL-LB1102-L
担当者
(実務経験名)
非常勤講師 森 佳江
(図書館司書)
履修期 1年 後期 卒業単位 選択 2単位
免許・資格 司書必修
授業概要 読書は子どもたちの健やかな成長に欠くことのできないものである。読書離れ、活字離れといわれるが、自分の読書力や興味に即した本と出合ったとき、子どもたちは一気に本の世界に飛び込んでゆく。児童図書館員は「子ども」と「子どもの本」とを結びつける重要な役割を担っている。この科目では「子ども」と「子どもの本」との橋渡しをするために必要な基礎的知識や技能を習得する。
到達目標 知識・理解 児童サービスの意義を理解し、子どもの本のみならず子どもの発達や心理について基本的な知識を身に付ける。
思考・判断 子どもの成長に資する適切な資料を選択し、提供できるようになる。
態度・興味・意欲 子どもに興味を持ち、子どもの本を積極的に読む。近隣の公共図書館を積極的に利用する。
技能・表現 読み聞かせ等の技法の基本を身に付ける。
授業計画 授業内容 事前事後学習内容 時間(分)

1

児童サービスの意義(理念と歴史を含む) 

テキスト該当部分(pp.1~13、pp.13~30)を精読

45

2

発達と学習における読書の役割

テキスト該当部分(pp.6~13)を精読

30

3

児童資料(絵本)

テキスト該当部分(pp.29~40)を精読

45

4

児童資料(物語、伝承文学、知識の本)

テキスト該当部分(pp.40~48)を精読

45

5

班別評価演習・発表

配付された資料をもとに準備

30

6

児童資料の選択と蔵書構築、児童サービスの意義及び専門性 

テキスト該当部分(pp.48~72)を精読

45

7

児童室の企画・立案・運営等、フロアーワーク、貸出、読み聞かせ

テキスト該当部分(pp.72~85、pp.91~92)を精読

45

8

読みきかせ実習(班別)

きちんと本を選び、練習しておく

120

9

お話し会のプログラム

テキスト該当部分(pp.106~112)を精読

60

10

ブックトークの実際 

テキスト該当部分(pp.92~106)を精読

45

11

乳幼児サービス(ブックスタート等)と資料

配付資料に掲載された絵本を読む

30

12

学習支援としての児童サービス

テキスト該当部分(pp.85~91、155~158)を精読

45

13

レファレンス演習・発表

割り当てられた課題の回答を準備してくる

120

14

学校図書館等との連携、児童資料研究者に対するサービス

テキスト該当部分(pp.142~155)を精読

45

15

ヤングアダルトサービス

テキスト該当部分(pp.120~141)を精読

45

成績評価方法   知識・理解 思考・判断 態度・興味・意欲 技能・表現 評価割合
筆記試験 40%
レポート 20%
課題 10%
実技 10%
受講状況・態度 20%
その他()
フィードバックの方法 課題返却時に口頭やコメントでフィードバックする。
教科書 教科書:改訂 児童サービス論 中多泰子編 樹村房
参考書
アクティブ・ラーニング
ICT活用
メッセージ・備考 大学図書館や身近な公共図書館を利用して、子どものための資料をたくさん読みましょう。
関連科目 読書と豊かな人間性、図書館サービス論、図書館サービス特論