科目名 国語科教育法(講義) 科目ナンバー LA-TT0121-Wj
担当者
(実務経験名)
准教授 桐生 直代
(高校教員)
履修期 1年 後期 卒業単位  
免許・資格 中学校教諭二種(国語)必修、司書教諭必修 
授業概要 国語科の目的と内容について理解し、国語科教育を実践するために必要な能力を育成する。
能動的な学修態度と実践力を養うために、アクティブラーニング型の授業やICT機器の活用について学ぶ。ICT機器の持つ視覚的効果などの特性を理解し、授業の構想に活用することができる。
到達目標 知識・理解 国語科の目的と内容について理解する。
指導計画及び授業開発を行うための知識を習得する。
アクティブラーニング型の授業やICT機器についての知識を習得し、活用することができる。
思考・判断 国語がすべての学びの基礎であり、他教科などの学習で生かされる言語能力の育成を担っていることを踏まえたうえで、国語科教育を考えることができる。
態度・興味・意欲 国語を尊重し、国語科教育に対する興味・関心を高め、国語科教師としてふさわしい能力を積極的に習得する態度をとることができる。
技能・表現 国語教師にふさわしい学力を身につける。
アクティブラーニング型の授業やICT機器の活用を授業の構想に取り入れることができる。
授業計画 授業内容 事前事後学習内容 時間(分)

1

授業の内容と進め方 中学校国語科教育の目標と内容    

【事前】自分なりの国語教師像についてまとめる。

60

2

年間指導計画と単元計画

中学校国語科の教科書を調べる

90

3

「読むこと」の内容と指導

指定された教科書教材を読み、授業例を探す。

120

4

「書くこと」の内容と指導

指定された教科書教材を読み、授業を考える。

120

5

「話すこと・聞くこと」の内容と指導

指定された教科書教材を読み、授業例を検討する。

120

6

伝統的な言語文化と国語の特質についての内容と指導

学習指導案例を調査する。

120

7

教材研究1 教材研究について

教科書教材を決め、教材研究ノートを作成する。

120

8

教材研究2 学習指導案の書き方

学習指導案の草案を作る。

120

9

教材研究3 指導形態と評価 ICT活用の現状と課題

学習指導案を完成させてくる。

120

10

教材研究4 板書計画と板書法 電子黒板の機能と活用の事例

模擬授業の準備をする。

120

11

模擬授業① 中学校1年

振り返りをレポートにまとめる。

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12

模擬授業② 中学校2年(現代文)

振り返りをレポートにまとめる。

120

13

模擬授業③ 中学校2年(古典)

振り返りをレポートにまとめる。

120

14

模擬授業④ 中学校3年

振り返りをレポートにまとめる。

120

15

模擬授業の反省と国語科教育法のまとめ

模擬授業の振り返りと反省をまとめてくる。

120

成績評価方法   知識・理解 思考・判断 態度・興味・意欲 技能・表現 評価割合
筆記試験
レポート 50%
課題 20%
実技
受講状況・態度 10%
その他(模擬授業) 20%
フィードバックの方法 添削とコメントをつけて返却します。
教科書 「中学校学習指導要領解説 国語編(平成29年7月)平成29年告示 文部科学省」東洋堂出版

町田守弘編著「実践国語科教育法 楽しく、力のつく授業の創造 第二版」学文社 2020年
参考書 授業中に紹介します。
アクティブ・ラーニング 模擬授業を行う。
ICT活用 パソコンを用いた資料の作成
書画カメラ・パソコン・スマートフォン等を用いた授業の検討と実践
電子黒板の機能と活用の事例を学ぶ
メッセージ・備考 国語はすべての学びの基礎になるといわれてます。ですが、教えにくい(生徒側からすると何を勉強したらいいのかわからない)教科ともいわれています。国語科教育の基礎基本から実際の授業現場を想定した模擬授業まで、しっかり学んでいきましょう。
関連科目 上代中古文学、中世近世文学、近代文学、現代文学、作品研究、作品購読、文学語学演習、書道1、書道2、太宰府地域学、その他の教職専門科目