科目名 幼児と言葉(演習) 科目ナンバー CC-CM1159-C
担当者
(実務経験名)
准教授 三原 詔子
(保育士、幼稚園教諭)
履修期 2年 前期 卒業単位 選択 2単位 
免許・資格 保育士必修
授業概要 乳幼児期の言葉を獲得していく過程について映像資料等で理解し、子どもの姿をイメージしながら発達に即した生活や遊びの中での援助のあり方を考える。また、児童文化財を活用した子どもとのコミュニケーションの取り方および保育の展開のための知識や技術を伝え、具体的な保育を想定した指導案の作成、模擬保育とその振り返りを行い、実践力を身につける。
到達目標 知識・理解 言葉の獲得に関する領域「言葉」のねらい及び内容について、他領域との関連を踏まえて説明できる。
乳幼児期の言葉を獲得していく過程についての知識を身につけ、それらを保育に応用できる。
思考・判断 乳幼児の発達に即して主体的・対話的で深い学びが実現する過程を踏まえ、保育を構想することができる。
態度・興味・意欲 子どもとのコミュニケーションに興味を持ち、子どもの言葉を引き出す力、子どもの言葉を受け止める力を身につけ、子どもと伝え合う喜びを感じることができる。
技能・表現 児童文化財を活用した保育技術を身につけ保育を展開することができる。
保育場面を想定した指導案を作成し、それを用いた保育の実践ができる。
授業計画 授業内容 事前事後学習内容 時間(分)

1

オリエンテーション 保育内容「言葉」のねらい

指針p.101、156-157、248-249を読んでくる

30

2

言葉の発達過程(対象:3歳未満児)を踏まえた保育の展開

テキストp.8-13を読んで要点をまとめてくる

30

3

児童文化財(対象:3歳未満児)の選び方

保育に活用したい教材を調べ、選んでくる

30

4

手袋人形の保育への活用、作り方

演じてみたい手袋人形を選び、作る

60

5

手袋人形を用いた保育実践(発表)

手袋人形を完成、演じる準備をしてくる

60

6

言葉の発達過程(3歳以上児)を踏まえた保育の展開

テキストp.14-21を読んで要点をまとめてくる

30

7

児童文化財(対象:3歳以上児)の選び方

保育に活用したい教材を調べ、選んでくる

30

8

パネルシアターの特性、作り方

パネルシアターの絵人形を作る

60

9

パネルシアターの製作、演じ方

パネルシアターを完成、演じる準備をしてくる

60

10

初等教育を見据えた文字に親しむための環境構成

文字に親しむための環境構成について調べ、まとめてくる

30

11

児童文化財を使った保育の展開、指導案の作成

テキストp.38-41を読んで要点をまとめてくる

30

12

3歳以上児を対象とした模擬保育の準備

指導案を作成してくる

60

13

3歳以上児を対象とした模擬保育の実践(発表)

指導案を用いた模擬保育の準備をしてくる

30

14

模擬保育の実践(発表)と振り返り

模擬保育の準備、改善点を箇条書きでまとめてくる

30

15

模擬保育の振り返りと課題(30分)

改善点を踏まえた指導案を完成させてくる

30

成績評価方法   知識・理解 思考・判断 態度・興味・意欲 技能・表現 評価割合
筆記試験
レポート
課題 50%
実技 40%
受講状況・態度 10%
その他(無)
フィードバックの方法 授業内で行なった発表内容については、保育内容「言葉」の観点から評価・解説を行ないます。
提出した課題(指導案等)は、添削して返却します。
教科書 実習日誌と指導案サポートブック(大元千種監修、ナツメ社)
保育所保育指針解説 厚生労働省編 フレーベル館
参考書 保育者をめざす人の保育内容「言葉」[第2版](駒井美智子、みらい)
アクティブ・ラーニング 指導案の作成を行い、授業において模擬保育(発表)を行なうアクティブ・ラーニングです。
ICT活用 本学e-ラーニングサイト(FWJConLine)を用いて随時、授業資料の提示等を行なう自主学習支援を行ないます。
メッセージ・備考 多くの児童文化財に親しみながら、子どもたちの言葉の世界を考えてみましょう。
児童文化財(パネルシアター等)の演じ方は繰り返し練習をおこない実践力を身につけましょう。
保育士として保育に携わった実務経験を踏まえて、児童文化財の魅力について伝えていきます。

関連科目 保育内容(言葉)、保育内容総論