科目名 指揮法(講義) 科目ナンバー MU-MB1209-mT
担当者
(実務経験名)
非常勤講師 原田 大志
(演奏家)
履修期 2年 前期 卒業単位 選択 2単位
免許・資格 中学校教諭二種(音楽)必修・音楽療法士(2種)選択必修
授業概要 「サイトウ・メソード」として有名な体系に山田メソードも加味した指揮法の概略を学ぶことによって、指揮者の役割、指揮法とは何かを知り、指揮法の基礎を身につける。また、可能な限り総譜(スコア)の読み取り方も学習する。
到達目標 知識・理解 指揮法の根本原理を理解し、楽曲の指揮に応用できる。
思考・判断 楽曲を分析し、最適と思われる指揮技法を判断して用いることができる。
態度・興味・意欲 指揮技法と音との関連性から演奏法の根本原理に目を向けて、各自の専攻に関する演奏法のヒントを発見する。
技能・表現 楽曲を深く分析し、最も相応しいテンポ・リズム・アクセント・イントネーションを明らかにしてそれを指揮の技法として表現する。
授業計画 授業内容 事前事後学習内容 時間(分)

1

指揮法の原理と「叩き」の練習「段の統合1」

教科書の序章と第1章、第6章の1.を読んでおく。

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2

「叩き」の復習、「段の統合2」

「叩き」の練習をしておく。30分ずつ4日間。

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3

「平均運動」「移調楽器1」

叩き、平均運動の練習を続ける、30分ずつ4日間。

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4

「しゃくい」「移調楽器2」

叩き、平均運動、しゃくいの練習、30分ずつ4日間。

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5

「先入」「はね上げ」「段の統合3」「ユニゾンを見分ける」

④と同様の学習に加え「課題1」の実施、30分ずつ4日間。

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6

補助的運動等、「ピアノスコア作成1」「ピアノRスコア」

④と同様の学習、30分ずつ4日間。

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7

平均運動の練習、「厚みを加える声部」

④と同様の学習に加え「課題2」の実施、30分ずつ4日間。

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8

しゃくいの練習、「ピアノスコア作成2」「主声部はどちらか?」

④と同様の学習、30分ずつ4日間。

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9

先入の練習、ピアノスコア作成3、旋律と伴奏、ティンパニの役割

④と同様の学習、30分ずつ4日間。

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10

打法の練習

④と同様の学習に加え「課題3」の実施、30分ずつ4日間。

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11

指揮法の発展練習「非和声音」「複数の旋律声部と伴奏」

「課題4・5」の実施

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12

「声部書法」

「課題6」の実施

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13

対位法様式「フレーズ分け」

課題7〜10の実施、30分ずつ4日間。

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14

総合演習(1)

フレーズ分けをしてくる。授業前に2時間。

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15

総合演習(2)

楽曲全体のテクニックの復習、30分ずつ4日間。

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成績評価方法   知識・理解 思考・判断 態度・興味・意欲 技能・表現 評価割合
筆記試験 20%
レポート
課題 20%
実技 40%
受講状況・態度 20%
その他()
フィードバックの方法 教科書に含まれている課題を毎回実施します。
教科書 「指揮法とスコアの読み方」原田大志著(櫂歌書房)
ワークブックを兼ねているので必ず購入の事。
参考書 「指揮法教程」斎藤秀雄著(音楽之友社)
アクティブ・ラーニング 毎回実習を行うアクティブ・ラーニングです。
ICT活用 無し
メッセージ・備考 指揮棒を手に入れておいてください。種類は問いません。
講師の指揮者としての経験を活かし、授業を行います。
関連科目 音楽理論、和声、ソルフェージュ、ウィンドアンサンブル、合唱、吹奏楽指導法、学内・学外演奏