科目名 日本語と文化（講義） 科目ナンバー LA-CA2142
担当者
（実務経験名）		 講師　村山　実和子
履修期 1年　後期 卒業単位 選択必修　2単位
免許・資格
授業概要 高校までに習った「古典作品」の言葉と，現代の私達が使う日本語は，ずいぶん異なるように感じます。
それでは，どのようにして現代の日本語は成立したのでしょうか。
本科目では，上代～現代まで，各時代の日本語の姿（の一面）をうかがい知ることのできる資料を用い，日本語の歴史について考えます。
到達目標 知識･理解 日本語の歴史に関わる資料と，その性質を理解できる。
思考･判断 日本語史について，資料やデータから根拠を読み取り，その特徴や変化を説明することができる。
態度･興味･意欲 授業内で示す課題に対し，積極的に取り組むことができる。
技能･表現 授業で取り上げた事象について理解し，要点をまとめて説明することができる。
授業計画 授業内容 事前事後学習内容 時間（分）

1

ガイダンス：日本語学とは

【予習】国語便覧が手元にあれば文学史の範囲を振り返っておく。

60

2

日本語史の時代区分と研究資料

【復習】高校までに触れた古典に対する疑問を挙げる。

60

3

上代の日本語（１）万葉集を読む

【復習】ワークを通して気がついたことをノートにまとめる。

60

4

上代の日本語（２）上代語の特徴を考える

【復習】ワークを通して気がついたことをノートにまとめる。

60

5

中古の日本語（１）訓点資料を読む

【復習】ワークを通して気がついたことをノートにまとめる。

60

6

中古の日本語（２）漢文訓読文と和文を比べてみる

【復習】ワークを通して気がついたことをノートにまとめる。

60

7

中世の日本語（１）キリシタン資料を読む

【復習】ワークを通して気がついたことをノートにまとめる。

60

8

中世の日本語（２）中世語の資料について知る

【復習】ワークを通して気がついたことをノートにまとめる。

60

9

近世の日本語（１）『浮世風呂』を読む

【復習】ワークを通して気がついたことをノートにまとめる。

60

10

近世の日本語（２）「位相」について考える

【復習】ワークを通して気がついたことをノートにまとめる。

60

11

近代の日本語（１）明治時代の小説・雑誌を読む

【復習】ワークを通して気がついたことをノートにまとめる。

60

12

近代の日本語（２）外来語の取り入れ方について考える

【復習】ワークを通して気がついたことをノートにまとめる。

60

13

現代の日本語：現在進行形の「変化」を知る

【復習】ワークを通して気がついたことをノートにまとめる。

60

14

テスト

【予習】13回までの授業内容をよく復習してくること。

60

15

フィードバックとまとめ

【復習】授業全体の配布資料・ノート等を見直す。

60
成績評価方法   知識･理解 思考･判断 態度･興味･意欲 技能･表現 評価割合
筆記試験 ○ ○ ○ ○ 50%
レポート
課題 ○ ○ ○ ○ 50%
実技
受講状況･態度
その他（）
フィードバックの方法 ・コメントカードの質問等は，次回講義内にて回答します。
・予習課題およびグループワークに対するフィードバックは講義内で行います。
教科書 プリントを随時配布します。
参考書 参考書は授業中に紹介します。
アクティブ・ラーニング ・対面では可能な範囲で，ペアワークを行うことがあります。
・遠隔では，全員の通信環境が許せば，eラーニング上で意見交換してもらうことがあります。
ICT活用 ・講義内で配付・紹介した資料についてはeラーニングサイト上でも公開し，また予習課題の提出も基本的に同サイト上で管理します。
・公開されているデータベース類やデジタルアーカイブにアクセスするため，iPadを使用することがあります。
メッセージ･備考 日本語を歴史的に眺めてみたとき，現在の姿とどこがちがって，どこが似ているのか，まずはそこから考える講義にしたいと思っています。授業を通して，身の回りの言葉が少しでも気になるようになったら嬉しいです。
関連科目 日本語日本文学科目すべて，ビジネス技能演習