科目名 音楽史(講義) 科目ナンバー MU-MB3107-mT
担当者
(実務経験名)
非常勤講師 栗原 詩子
履修期 1年 前期 卒業単位 必修 2単位
免許・資格 中学校教諭二種(音楽)必修、音楽療法士(2種)選択必修
授業概要 ヨーロッパで生み出された音楽文化を対象とし、歴史的背景と音楽的特性について、基礎的な知識と理解を修得することを目的とする。
到達目標 知識・理解 ヨーロッパ音楽の歴史について、基礎的な知識を修得し、歴史の流れを理解できるようになる。
思考・判断 様々な音楽の様式を区別できるようになる。
興味・意欲・態度 ヨーロッパ音楽について、幅広い歴史的興味をもって接することができるようになる。
技能・表現 音楽作品を聴いて、その特徴を判別することができるようになる。
授業計画 授業内容 事前事後学習内容 時間(分)

1

オリエンテーション

古代ギリシア・古代ローマの音楽観に関する設問に回答すること

26

2

中世 教会活動のための音楽、単旋律と複旋律

中世の教会音楽(課題分)を聞き設問に回答すること

30

3

ブルゴーニュ楽派・フランドル楽派・ヴェネツィア楽派

ルネサンス音楽(課題分)を聞き設問に回答すること

30

4

バロック時代(1) 音楽における"文芸復興”としてのオペラ

バロック期の声楽曲(課題分)を聞き設問に回答すること

40

5

バロック時代(2) 舞曲リズム、カノンとフーガ

バロック期の器楽曲(課題分)を聞き設問に回答すること

40

6

多楽章ソナタとソナタ形式

古典派のソナタ楽曲(課題分)を聞き設問に回答すること

40

7

ベートーヴェンの描写性とベルリオーズの標題音楽性

ロマン派の標題音楽(課題分)を聞き設問に回答すること

40

8

ロマン派(1) 歌曲:独のリートと仏のメロディ

ロマン派の芸術歌曲(課題分)を聞き設問に回答すること

30

9

ロマン派(2)オペラ領域におけるイタリアのベルカント様式

イタリア・オペラ(聴取ガイド分)を聞き設問に回答すること

70

10

ロマン派(3)ライトモチーフとイデーフィクスの違い

ライトモチーフとイデーフィクスに関する設問に回答すること

70

11

ロマン派(4)芸術音楽における民謡の扱い

ロマン派芸術音楽に関する設問(音声付き)に回答すること

40

12

ジャズとフランス音楽の交流

講義内容の要約を執筆すること

40

13

新ウィーン楽派の無調音楽と十二音音楽

新ウィーン楽派に関する設問(音声付き)に回答すること

70

14

総音列技法(トータル・セリー)と偶然性

トータルセリーの代表的作品(聴取ガイド分)を聞くこと

60

15

明治・大正・昭和・平成

日本の洋楽受容史と昭和期の作曲家に関する設問に回答すること

40

成績評価方法   知識・理解 思考・判断 態度・興味・意欲 技能・表現 評価割合
筆記試験 20%
レポート
課題 40%
実技
受講状況・態度 20%
その他(聴解試験) 20%
フィードバックの方法 小テストの採点後に、解説映像をMoodle上に提示し、模範解答や間違いの多かった設問についての考え方を説明します。
教科書 久保田慶一「音楽史を学ぶ」(教育芸術社)
参考書 ・パウル・ベッカー『西洋音楽史』(河出文庫、2011)(単行本1941)
・ドナルド・H.ウァン・エス『西洋音楽史──音楽様式の遺産』(新時代社、1986)
・山根悟郎『歴代作曲家ギャラ比べ ビジネスでたどる西洋音楽史』(学研プラス、2020)
アクティブ・ラーニング 無し
ICT活用 無し
メッセージ・備考 授業内容を、各自の関心に即して積極的に活かしてゆくことが期待される。
関連科目 専修実技、学内・学外演奏。