科目名 公衆栄養学概論(講義) 科目ナンバー HN-NG2205-N
担当者
(実務経験名)
教授 宮崎 淑子
(病院管理栄養士)
履修期 2年 後期 卒業単位 選択 2単位
免許・資格 栄養士必修
授業概要 わが国および諸外国の健康・栄養問題の現状、課題、栄養政策、食事摂取基準について理解するとともに、公衆栄養プログラムの知識と技能について学ぶ。
到達目標 知識・理解 (1)国民の健康・栄養状態の変遷と現状を理解する
(2)健康づくり対策や健康・栄養指導のガイドラインを説明することができる。
(3)健康づくり対策に関与する栄養士の役割がわかる
思考・判断 人口動態統計や国民健康・栄養調査の結果などの既存のデータから国民の現状を把握したり、問題点を抽出することができる。
興味・意欲・態度 国内にとどまらず、世界の人口と食料・栄養問題、食料自給率などに関心を持ち、自身の問題としてとらえることができる。
技能・表現 地域活動、集団健康管理、行政など公衆栄養活動に適切なデータを選択し、活用することができる。
授業計画 授業内容 事前事後学習内容 時間(分)

1

公衆栄養学の概念

わが国の公衆栄養活動の歴史を年表にする

60

2

国民の健康状態の変遷

人口動態統計から①我が国の総人口②老年人口の割合を調べる

60

3

高齢化社会の現状と栄養・健康政策

高齢化率、要介護者、低栄養などを調べる

60

4

わが国の食生活の変遷

国民の栄養素等摂取状況の推移について考察する

60

5

食料需給と自給率

食料自給率向上のための取り組みを調べる

60

6

公衆栄養のマネジメント

特定健診・特定保健指導について調べる

60

7

公衆栄養プログラムの展開

行政栄養士の役割を調べる

60

8

栄養疫学の概要と食事調査の方法と活用

食事調査法とその長所と短所を調べる

60

9

公衆栄養活動と関連行政・法規

栄養士法について調べる

60

10

わが国の健康づくり施策の変遷

第1次国民健康づくり対策からの健康づくり対策の変遷をみる

60

11

栄養・健康指導のガイドライン

食生活、運動、休養等のガイドラインを調べる

60

12

諸外国の健康・栄養政策

諸外国の栄養政策について調べる

60

13

世界の農産物生産と需要動向

世界の農産物生産と需要動向をよく読む

60

14

日本人の食事摂取基準(2020年版)

策定の基礎理論をよく読む

60

15

日本人の食事摂取基準の活用(基本的な考え方)

活用の基礎理論をよく読む

60

成績評価方法   知識・理解 思考・判断 態度・興味・意欲 技能・表現 評価割合
筆記試験 80%
レポート
課題 10%
実技
受講状況・態度 10%
その他()
フィードバックの方法 提出した課題は口頭でフィードバックします。
教科書 ①エスカベーシック公衆栄養学概論 同文書院 
②日本人の食事摂取基準(2020年度版)第一出版
参考書 ①国民健康・栄養調査の現状 第一出版 
②国民衛生の動向 厚生労働統計協会
アクティブ・ラーニング
ICT活用
メッセージ・備考 人の健康や栄養に関するさまざまな調査や施策に関心を持ち、栄養士の役割を考えましょう。
関連科目 社会福祉概論、公衆衛生学、栄養指導論