科目名 教育相談(講義) 科目ナンバー LA-TT0118-Wt
担当者
(実務経験名)
特任教授 福嶋 真郷 (中学校教諭,小・中学校副校長・教頭,教育委員会主任指導主事)
履修期 2年 前期 卒業単位  
免許・資格 中学校教諭二種(国語・音楽)必修、栄養教諭二種必修、司書教諭必修 2単位
授業概要 具体的な生徒指導を行う上で,重要な位置づけとなる教育相談の基礎理論や技能を身に着ける。
到達目標 知識・理解 教育相談に求められる知識を課題解決に活かそうとすることができる。
思考・判断 課題に対して、家庭・学校・社会との関連を踏まえて、判断しようとすることができる。
興味・意欲・態度 教育相談に求められる基本的な態度を意識することができる。
技能・表現 自己理解を深め、人間理解の基礎的な技能を身につける。
授業計画 授業内容 事前事後学習内容 時間(分)

1

教育相談とは何か

出身校の教育相談,生徒指導を振り返り,まとめる

30

2

教育相談の基本姿勢と技法(カウンセリングマインド)

「カウンセリングマインド」について調べてくる

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3

学級担任,教科担任が行う教育相談

担任はどの場面で教育相談を必要とするかまとめる

30

4

教育相談の実際(1対1の面接)ついて

面接演習の学習プリントを調べてくる

30

5

教育相談に役立つ心理テスト等

生徒理解のためにどのようなテストがあるか調べてくる

30

6

積極的な教育相談1(構成的グループエンカウンター)

「構成的グループエンカウンター」について調べてくる

30

7

積極的な教育相談2(ソーシャルスキル・トレーニング)

「ソーシャルスキル・トレーニング」について調べる

30

8

積極的な教育相談3(ストレスマネジメント)

「ストレスマネジメント」について調べる

30

9

教育相談と事例研究(事例研究法の特色)

事例研究の演習プリントを読み,意見を考えてくる

30

10

不登校と教育相談(具体的な事例研究)

不登校事例のプリントを読み,自分の意見を考えてくる

30

11

いじめと教育相談(具体的な事例研究)

いじめ事例のプリントを読み,自分の意見を考えてくる

30

12

非行と教育相談・関係機関との連携(具体的な事例研究)

非行事例のプリントを読み,自分の意見を考えてくる

30

13

スクールカウンセラーとの連携(事例研究)

事例のプリントを読み,自分の意見を考えてくる

30

14

スクールソーシャルワーカーとの連携(事例研究)

事例のプリントを読み,自分の意見を考えてくる

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15

保護者理解・保護者との連携

事例のプリントを読み,自分の意見を考えてくる

30

成績評価方法   知識・理解 思考・判断 態度・興味・意欲 技能・表現 評価割合
筆記試験 20%
レポート
課題 40%
実技 20%
受講状況・態度 20%
その他()
フィードバックの方法 提出した課題・レポート等はコメントを付けてフィードバックします。
教科書 『生徒指導提要』文部科学省 276円+税 教育図書株式会社
※「生徒・進路指導論」の授業で使用したものと同じ。持っている人は新たに購入の必要なし。

参考書 『子どもと学校』河合隼雄 740円+税  岩波新書
アクティブ・ラーニング 毎時間できるだけ,構成的グループエンカウンターの演習を行う。事後のシェアリングにより,積極的な教育相談のよさを実感する。また,教育相談面接,ソーシャルスキルトレーニングなど,教室で行う指導の実際を体験する中で、それぞれの指導の特色をつかむ。
ICT活用 パソコン室または貸出用iPadを用いて、学校だより,文部科学省、各自治体教育委員会の法令、通達、その他の情報を精査します。
メッセージ・備考 教育相談は生徒指導の中心を担うものです。授業など日常のすべての教育活動の根底に生徒理解として必要,有効な機能を持ちます。現代の子どもたちへの理解と指導で,最も必要とされる教職員の資質が教育相談です。具体的なワークで,教育相談の基礎・基本となる知識,技能を実践的に学習します。
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