科目名 | 保育内容(表現)(演習) | 科目ナンバー | CC-CM2156-Ck | |||||
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担当者 (実務経験名) |
教授 樋口 和美 (小学校教諭及び中学校の美術専門教員) |
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履修期 | 1年 後期 | 卒業単位 | 必修 1単位 | |||||
免許・資格 | 保育士必修・幼稚園教諭必修 | |||||||
授業概要 | 具体的な幼児の発達や学びの過程を知り、理解に努め指導の具体的な方法と表現の指導案の作成スキルや指導法を身につける。 課題の制作を通して根気よく形や色合いを吟味する中で自分自身の造形表現力を養っていく。 |
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到達目標 | 知識・理解 | 保育内容(表現)の領域における基本的なねらいを説明できる。 子どもたちの表現活動に対する具体的な指導案を作成できる。 |
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思考・判断 | 子どもたちの遊びや生活の中から生まれる表現に対し、その時の子どもの気持ちや精神状態について、考えることができる。 画材や身近な素材を表現活動にどのように活用するかを考え、作品に反映させることができる。 |
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興味・意欲・態度 | 自分や友だちの作品を楽しんで鑑賞できる。 制作を楽しみながら根気強くより良い作品に仕上げようとすることができる。 |
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技能・表現 | グループ活動をする中で、自主性を発揮した自己の表現ができる。 自分の思い描いたことを具体的に表現できる。 道具や材料をいかして自分らしく表現することができる。 |
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授業計画 | 授業内容 | 事前事後学習内容 | 時間 (分/日) |
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1 オリエンテーション/幼児の特性と遊びの実際・指導案について |
シラバスを読む |
30 |
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2 幼児・児童の成長の様子 |
自分の幼少期で造形活動を楽しんだことを思い出す |
15 |
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3 素材体験と造形遊び |
前時の授業を振り返り、幼児の造形遊びを考えてくる |
30 |
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4 造形遊び・造形遊びの指導案作成 |
素材体験や造形遊びについての学習を振り返る |
20 |
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5 表現についての考え方 学びの実際 |
幼児が描いた絵の作品を画像検索で見て好きな絵を選んでくる |
30 |
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6 言葉かけの魅力と問題点 |
共感することの大切さを考えてくる |
15 |
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7 国内外の幼児教育の実際について |
幼児と関わった体験を思い出し感想を書いてくる |
20 |
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8 素材体験 1 (針金・アルミ箔) |
針金を使った表現や作品を調べてくる |
20 |
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9 素材体験 2 (ビニール袋・ビニールテープ) |
素材の安全性について考える |
20 |
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10 材料作り・素材の研究 |
色の配色を考えて自分が好きな色と合わせる色を選んでくる |
20 |
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11 作品の構成と全体のバランスについて |
素材の扱い方や接着の仕方などを考えてくる |
20 |
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12 仕上げ/発表会準備 |
製作と作品発表会の計画を立ててみる |
20 |
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13 いろいろな学びと「表現」との連携 |
作品鑑賞会に向けて準備と練習をする |
60 |
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14 展覧会・鑑賞会のさまざまな方法(教室内で発表会をしよう) |
作品発表会の良かった点・改善点などをを振り返る |
20 |
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15 まとめ/学習したことをもとに授業のアイディアを考えてみる |
15回の授業を振り返る |
40 |
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成績評価方法 | 知識・理解 | 思考・判断 | 態度・興味・意欲 | 技能・表現 | 評価割合 | |||
筆記試験 | ||||||||
レポート | ○ | ○ | ○ | 10% | ||||
課題 | ○ | ○ | ○ | 40% | ||||
実技 | ○ | ○ | ○ | ○ | 10% | |||
受講状況・態度 | ○ | 20% | ||||||
その他(パフォーマンス) | ○ | ○ | 20% | |||||
フィードバックの方法 | 作った作品は展示して製作の振り返りをして鑑賞会をします。自分の作品だけでなく 友だちのよい表現などを観察・鑑賞してみましょう。そして自分の作品に取り入れられることは次の機会に生かしましょう。 |
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教科書 | 特になし | |||||||
参考書 | ・必要な参考資料やワークシートを配布します。 ・本学の図書館4階には大型の美術図書が沢山揃っています。図版等を見て自分の制作に活用してください。 |
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アクティブ・ラーニング | さまざまな幼児の実態や学びの場をイメージして感性を磨き、作品をより効果的に展示したり見せるための方法を話し合います。素材や活動の体験ができる機会を多く設け、自分たちで現場での造形活動のイメージをして意見を出し合いながら考えていきます。 | |||||||
ICT活用 | 保育の活動に効果的な情報機器の使用方法を理解してプレゼンテーション等、実際に活用します。基礎情報科学演習の既習の技術を使い撮影した動画等を鑑賞用に編集します。 |
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メッセージ・備考 | 子どもの表現を考える前に、まず自分自身の表現活動を豊かなものにしましょう。絵を描くこと、体を動かし表現するなど積極的に行動してください。造形の作業の時は汚れますので、汚れてもいい服装で受講してください。 | |||||||
関連科目 | 保育内容総論、幼児と表現 、図画工作、造形表現、基礎情報科学演習1・2 |