科目名 | 図画工作(演習) | 科目ナンバー | CC-EP2151-Ck | |||||
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担当者 (実務経験名) |
教授 樋口 和美 (小学校教諭及び中学校の美術専門教員) |
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履修期 | 1年 前期 | 卒業単位 | 必修 1単位 | |||||
免許・資格 | 保育士選択 | |||||||
授業概要 | 乳幼児期の表現の特性を知り、乳幼児期の子どもの表現を見出し受け止めることの重要性と保育者の役割について理解する。造形表現の基礎的な知識や技術を実践的に習得することで、乳幼児の表現を支えるための感性や創造性を育む。具体的には、実際に色々な材料(画材等)を使い、その質の違いを体験し、目的に応じた素材選びや表現方法を考えていく。 |
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到達目標 | 知識・理解 | ・基礎的な造形技法を知り効果的に実践できる。 ・乳幼児期の表現の特性を知り、それを受け止める重要性と保育者の役割を理解する。 |
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思考・判断 | ・様々な造形表現を感じる・みる・楽しむことを通して、乳幼児の素朴な表現を肯定的に受け止め、共感する姿勢を持つことができる。 |
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興味・意欲・態度 | ・造形表現することの楽しさを実感し、乳幼児の感性や創造性を豊かにする様々な造形遊びや環境の構成について自ら学ぶ意欲を持つことができる。 ・自身の製作過程で、根気強く形や色を見直し、自分の作品に愛着をもつことができる。 |
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技能・表現 | ・造形についての基礎的な知識・技能を生かし、自分がイメージした形や図像を表現し、さらに乳幼児期の表現活動に展開させることができる。 |
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授業計画 | 授業内容 | 事前事後学習内容 | 時間 (分/日) |
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1 幼児の表現から芸術作品まで、映像等で造形表現に触れる |
幼稚園教育要領、保育所保育指針解説を読んでおく |
20 |
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2 幼児の絵具遊びの実際を知る 1/絵の具で描く |
造形について考える/スケッチブック・造形セットの準備 |
20 |
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3 幼児の絵具遊びの実際を知る 2/マーブリングを楽しむ |
マーブリングの起源とその発展について調べる |
20 |
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4 色と織り/2色の紙を編込んで形を表現 ぺーパークラフト① |
織物について予習をする |
20 |
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5 季節の製作/色彩について |
色彩について考える/スケッチブック・造形セットの準備 |
20 |
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6 パターンの展開/スパッタリングでの表現 |
繰り返し模様についての資料収集をする |
20 |
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7 幼児のコラージュ作品の鑑賞/コラージュを楽しむ |
コラージュやフォトモンタージュについて調べる |
20 |
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8 ドローイング/鉛筆を使って表現する |
安全指導について考えてくる |
30 |
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9 飛び出すカードのデザイン/ぺーパークラフト② |
飛出す仕組みを考える |
20 |
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10 造形表現を通して、表現の多様性について理解する |
段ボール・ペットボトルなど身近な素材を集めておく |
20 |
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11 段ボール製作/ペーパークラフト③ |
段ボール製作のシュミレーションをする |
20 |
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12 段ボール製作 しあげ/ペーパークラフト③ |
作品の仕上げと展示について考えてくる |
20 |
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13 3歳未満児の発達に応じた造形表現の援助について理解する |
保育所保育指針解説を読んでおく |
20 |
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14 3歳未以上児の発達に応じた造形表現の援助について理解する |
幼稚園教育要領を読んでおく |
20 |
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15 まとめ/作品のプレゼンテーション・鑑賞会 |
自分の作品について紹介する準備をする |
30 |
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成績評価方法 | 知識・理解 | 思考・判断 | 態度・興味・意欲 | 技能・表現 | 評価割合 | |||
筆記試験 | ||||||||
レポート | ||||||||
課題 | ○ | ○ | ○ | 40% | ||||
実技 | ○ | ○ | ○ | 30% | ||||
受講状況・態度 | ○ | 20% | ||||||
その他(作品発表) | ○ | ○ | 10% | |||||
フィードバックの方法 | ・授業での学びを作品製作に生かし、作品のプレゼンテーションを行うことで学びへの理解を深めていきます。 ・授業内で行なった記録・発表について、領域「表現」の指導法の観点から評価・解説を行ないます。 |
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教科書 | 参考資料をプリントして配布します。 |
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参考書 | ・実習の日誌と指導案のサポートブック(大元千種監修、ナツメ社) ・保育所保育指針解説 厚生労働省編 フレーベル館 ・幼稚園教育要領解説 文部科学省 フレーベル館 |
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アクティブ・ラーニング | ・さまざまな技法を学びそれを活用して多様な表現をします。 | |||||||
ICT活用 | ・乳幼児の姿をイメージして授業内容を理解出来るように、情報機器を活用して映像資料を提供します。 ・作品プレゼンテーションでは、パワーポイントや画面カメラを活用します。 ・参考にしたい作品を学習室のパソコンで探してプリントアウトして資料にしてください。 |
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メッセージ・備考 | ・絵画・彫刻・工芸作品を沢山観ることを心がけてください。図書館4階には美術資料や図鑑などがたくさん揃っています。 ・授業中は集中して課題に取り組み、作品提出期限を厳守しましょう。 ・基本的な服装は、絵の具等を使った活動ができるものとします。 |
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関連科目 | 保育内容(表現)、造形表現、幼児と表現、色と形で美を探る |