科目名 造形表現(演習) 科目ナンバー CC-EP1252-C
担当者
(実務経験名)
教授 樋口 和美
(小学校教諭及び中学校の美術専門教員)
履修期 2年 前期 卒業単位 必修 1単位
免許・資格 保育士選択
授業概要 オリジナルの絵本製作をとおして、絵本の種類やその役割を学ぶ。
これまでに経験した技法を取り入れながら、各ページの製作を行うことで造形技法を習得する。
作品の色や形を吟味し、幼児の喜びや育ちに良い作品に仕上げていく。
到達目標 知識・理解 基礎的な造形技法を、説明することができる。
思考・判断 色や形に対し、自分自身の好みが明確で、選択・決定ができる。
幼児の発達の特性をふまえてストーリーを考えることができる
興味・意欲・態度 色々な絵本に使われている技法を理解し、自分が製作している作品に反映することができる。
身近な素材などを作品に使用することができる。
技能・表現 造形の基礎技法を把握した上で、絵本の場面やストーリーに適切な表現をすることができる。基本的な方法を知り製本することができる。
授業計画 授業内容 事前事後学習内容 時間
(分/日)

1

幼児の表現と伝達について 

絵本について資料収集をする

20

2

絵本製作①絵本のアイデアを練る:ストーリー作り

絵本について資料収集をする

20

3

絵本製作②平面表現技法:スクラッチ

スクラッチについての予備知識をもつ

20

4

絵本製作③平面表現技法:スパッタリング

スパッタリングについて復習する

20

5

絵本製作④平面表現技法:コラージュ

コラージュについての予備知識を得る

20

6

絵本制作⑤平面表現技法:マーブリング

マーブリングについての復習する

20

7

絵本製作⑥平面表現技法:飛び出す絵本

飛出す仕掛けについて復習する

20

8

絵本製作⑦平面表現技法:ドリッピング

ドリッピングについての予備知識を得る

20

9

絵本製作⑧土の造形:絵本キャラクターの製作

絵コンテについての予備知識を得る

20

10

レイアウトの学習:広告について学ぶ

よいと思うポスターやチラシなと画像を集める

20

11

絵本製作⑨立体造形:ペーパークラフト

ペーパークラフトについての予備知識を得る

20

12

絵本製作.⑩絵本の各ページをチェックして修正をする

製本についての予備知識を得る

20

13

絵本製作⑪絵本の製本1 本の背表紙と裏表紙

製本についての予備知識を得る

20

14

絵本製作⑫絵本の製本2:絵本の表紙制作とカバーの制作

完成のイメージをしてくる/加えたい表現を下書きしてくる

60

15

絵本製作⑬ 仕上げと鑑賞

本全体のイメージのまとまりを考える(60分程度)

60

成績評価方法   知識・理解 思考・判断 態度・興味・意欲 技能・表現 評価割合
筆記試験
レポート 10%
課題 40%
実技 30%
受講状況・態度 10%
その他(成果発表) 10%
フィードバックの方法 授業において前年度学習した造形技法の復習と作品鑑賞を通して絵本の作品のアイディアを再考していきます。また製作が進むごとにグループでお互いの作品の鑑賞を入れながら自分の製作を見直していきます。最終日には発表会をして自他の作品製作と絵本の作品を鑑賞して授業全体を振り返ります。
教科書 技法や製本の知識など必要な資料はプリントを配布します。各自で内容を記録したり資料をファイルしたりしてください。
参考書 本学図書館1階には沢山の絵本があります。自分の絵本製作の参考にしてください(模倣はしない様にしてください)
アクティブ・ラーニング 15回の授業の初めは友だちと絵本についての情報交換をしながら自分たちの作りたい本のアイディアを集めて実際にストーリーを考えます。友だちと共同で連載にしたり同じキャラクターや登場人物でシリーズにすることも考えられます。一つの作品を製作するイメージをする時間をたっぷりととります。
ICT活用 授業の最後には発表会をしてその時間の学びや製作を振り返ります。時々書画カメラやパワーポイントなどを使ってプレゼンテーションします。
メッセージ・備考 沢山の本・絵本を読み、自分自身の空想世界を広げてください。
絵本製作では、子ども達の笑顔や集中する目線などを思い浮かべ、画面構成・ストーリー展開を考えてください。
関連科目 図画工作、保育内容(表現)、色と形で美を探る、幼児と表現