科目名 子育て支援(演習) 科目ナンバー CC-UC1156-C
担当者
(実務経験名)
講師 前田 聖悟 
(保育士、幼稚園教諭)
履修期 2年 前期 卒業単位 選択 1単位 
免許・資格 保育士必修
授業概要 保護者に対する相談・助言、情報提供等の支援について、その専門的な特性と展開について具体的に理解する。
保育士の行う子育て支援について、さまざまな場面や対象に即した支援の内容と方法及び技術を、実践事例を通して具体的に理解する。
子育て支援における保育者の役割を認識し、子育てに関する諸問題の社会的背景について理解し考察できる。
到達目標 知識・理解 現代の子育て家庭の現状を理解し、保護者支援についての知識を十分にもち、それらを問題解決に応用することができる。
思考・判断 保護者の不適切と思われる行動を否定もしくは無条件に肯定するのではなく、その行動を保護者を理解する手がかりとし、自ら考え判断できる。
興味・意欲・態度 保護者との日常的なコミュニケーションの大切さを知り、信頼関係を構築するための基本的態度と技術の習得に意欲的に取り組む。
技能・表現 保育者の専門的な知識と技術を活用して基礎的な保護者支援行うことができる。
授業計画 授業内容 事前事後学習内容 時間
(分/日)

1

オリエンテーション:授業の概要、ねらい、支援と援助について

シラバスを熟読し、授業概要を理解しておく

30

2

保育における子育て支援とは

昔の子育て環境について調べておく

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3

多様な保育ニーズと保護者支援

現代の保育を取り巻く社会情勢について調べておく

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4

保護者を理解するとは

リフレーミングについて予備学習をしておく

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5

保護者を理解するとは:保護者面談ロールプレイ

ロールプレイの設定について事前学習しておく

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6

子育て支援における他職種連携

保育における関係機関について事前学習しておく

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7

園内でのトラブルについて

自身の幼少期を振り返り園でのトラブルを想定する

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8

園内でのトラブルについて:原因と対応について

自身の幼少期を振り返り園でのトラブルを想定する

30

9

障害を抱えた子どもと家庭への支援について

障害の種別や特性について事前学習を行う

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10

障害を抱えた子どもと家庭への支援について:事例検討

障害の種別や特性について事前学習を行う

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11

障害を抱えた子どもと家庭への支援について:事例検討②

障害の種別や特性について事前学習を行う

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12

虐待対応の基本的視点について

近年の虐待の傾向について調べておく

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13

外国にルーツのある子どもと家庭の支援について

在留外国人増加の傾向について調べておく

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14

外国籍の子どもと家庭の支援について

在留外国人増加の傾向及びその背景について調べておく

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15

多様な支援ニーズをかかえる家庭への理解とまとめ

これまでの学習のまとめをしておく

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成績評価方法   知識・理解 思考・判断 態度・興味・意欲 技能・表現 評価割合
筆記試験 60%
レポート
課題 30%
実技
受講状況・態度 10%
その他()
フィードバックの方法 授業内で発表した内容については、保育者の保護者支援の観点から評価・解説を行ないます。
提出した課題についてフィードバックを行ないます。
教科書 子育て支援 監修・執筆 小橋明子 中山書店
参考書 適宜案内します。


アクティブ・ラーニング テーマに応じたグループワークを行い、授業内においてディスカッションや発表を行います。
ICT活用 ICTを活用して情報収集を行います。
メッセージ・備考 現代の多様化する社会では、子育て支援におけるニーズも多様化しています。
保護者理解を深めるために、現代の子育て事情について日頃からニュースや情報を収集し、さまざまな社会の動きに興味・関心を持ちましょう。
関連科目 子どもの家庭福祉、子ども家庭支援論、子どもの家庭支援の心理学