科目名 音楽史(講義) 科目ナンバー MU-MB1107-mT
担当者
(実務経験名)
非常勤講師 高坂 葉月
履修期 1年 前期 卒業単位 選択 2単位
免許・資格 中学校教諭二種(音楽)必修、音楽療法士(2種)選択必修
授業概要 ヨーロッパで生まれた音楽を主な対象とし、それがどのように変遷し、現代の音楽につながってきたのかを学びます。その作品をどのような人が書いたのかという作曲家の視点だけではなく、どのような人が聴いていたのか、どのような社会の状況が反映されているのかなども、あわせて考えます。
到達目標 知識・理解 西洋音楽の歴史に関する基礎知識を得て、音楽文化の流れを把握できるようになる。
思考・判断 音楽を多角的に考え、作品解釈に活かすことできるようになる。
興味・意欲・態度 音楽作品とその背景にある歴史や文化について、関心を持って接することができるようになる。
技能・表現 特定の音楽史上のトピックについて調べ、その特徴を自分の言葉で伝え、ディスカッションすることができる。
授業計画 授業内容 事前事後学習内容 時間
(分/日)

1

オリエンテーション/音楽史とは何か?

授業後、課題の動画を見てくる

4

2

古代ギリシャ/古代ローマ:音楽と祭祀、ギリシャの音楽理論

ギリシャの音楽観について復習してくる

4

3

中世:単旋律と複旋律、ドレミの歴史

中世の音楽(課題分)を聴いてくる

4

4

ルネサンス:フランドル・ブルゴーニュ・ヴェネツィア楽派

ルネサンスの音楽(課題分)を聴いてくる

4

5

バロック:オペラの始まり、オペラとオラトリオ

バロックの声楽曲(課題分)を聴いてくる

4

6

バロック〜前古典派:音楽の性格づけ、組曲と協奏曲

バロックの器楽協奏曲(課題分)を聴いてくる

4

7

古典派1:モーツァルトの器楽とオペラ

モーツァルトの器楽作品(課題分)を聴いてくる

4

8

古典派2:ヴィルトゥオーソの活躍、ベートーヴェンとロッシーニ

ベートーヴェンの交響曲とロッシーニの作品を聴いてくる

4

9

ロマン派1:ドイツリート、標題音楽

ドイツリート(課題分)を聴き比べる

4

10

ロマン派2:音楽と民族アイデンティティの表現

民謡を取り入れた芸術音楽を聴いてくる

4

11

ウィーンの世紀末〜20世紀初頭:調性の崩壊、分離派の芸術

新ウィーン楽派の作品(課題分)を聴いてくる

4

12

フランスの世紀末〜20世紀初頭:印象主義、新古典主義

新古典主義の作品(課題分)を聴いてくる

4

13

20世紀のさまざまな実験:トータルセリー、偶然性

アメリカの実験音楽(課題分)を聴いてくる

4

14

日本:明治維新〜令和の音楽

日本の洋楽受容史に関する設問に答える

4

15

グループ発表

グループワークの準備をする

4

成績評価方法   知識・理解 思考・判断 態度・興味・意欲 技能・表現 評価割合
筆記試験
レポート 30%
課題 40%
実技
受講状況・態度 30%
その他(なし)
フィードバックの方法 ・毎授業後のリアクションペーパーに疑問点など書いてもらい、宿題と合わせて、次回の授業冒頭に口頭でフィードバックします。
・第15回の授業はグループ発表とし、発表のために調べたことや議論したことをもとにレポートを個人で作成します。提出されたレポートは、添削して返却します。
教科書 久保田慶一「音楽史を学ぶ〜古代ギリシャから現代まで〜」(教育芸術社、2017)
参考書 ・岸本宏子ほか『西洋音楽の歴史』(アルテス・パブリッシング、2020)

アクティブ・ラーニング グループワークを行い、最後の授業の時にプレゼンテーションをします。
ICT活用 FWJConline を活用します。
メッセージ・備考 詰め込み型の授業ではなく、みなさんの関心を聞きながら進めていくので、思ったこと、感じたことをぜひどんどんシェアしてください。
関連科目 専修実技、学内・学外演奏。