科目名 生命の誕生と成長(講義) 科目ナンバー LA-EW2102
担当者
(実務経験名)
未定
履修期 1年 後期 卒業単位 選択必修 2単位
免許・資格
授業概要 生命の誕生と成長の仕組みを理解して生命の尊さに思いを至らし、自分や自分の家族と動植物を含む他者の命をいつくしむ心を養う。
到達目標 知識・理解 遺伝子組換、生殖補助技術、出生前診断といった生命科学技術、及び、それらがもたらす様々な社会的・倫理的諸問題に関する基礎知識、加えて、発達障害に関する知識、更に、児童虐待を防ぐ為の社会的制度についての知識、脳死と臓器移植との関係といった、命に関わる総合的知識に基づいた倫理観を持ち、それらを口頭、及び、文章で説明できる。
思考・判断 生命倫理の観点から自他の命の尊さ、及び、社会生活の中で子供を産み育てることの意義と価値について思いをめぐらすことができるようになる。また、動植物の命や生態系にも思いを寄せることができるようになる。更に、自身が当事者として判断に迷った時に、命を尊重した判断をすることができる。
興味・意欲・態度 日々進歩しつつある生命科学や技術が我々の日常生活の中にもたらす様々な倫理的諸問題に対して関心を寄せ、自分でそれらについて調べ、自分の考えを他人に説明でき、文章としてまとめることができるようになる。
技能・表現 なぜ生命を尊重するべきなのか、人前で、及び、文章で自分の言葉で論理的に表現できるようになる。
授業計画 授業内容 事前事後学習内容 時間
(分/日)

1

オリエンテーション:講義内容の概要説明など

シラバスの授業内容に一通り目を通しておくこと

12

2

生命誕生とヒトの命の始まり

前回配布されたプリントにもう一回目を通しておくこと

15

3

遺伝子操作と環境倫理、食の問題

前回配布プリントによる復習

30

4

生殖補助技術(人工授精・体外受精・代理母出産)の倫理的問題

前回配布プリントによる復習

30

5

ヒトの命の選別と遺伝子増強に関する倫理的問題

前回配布プリントによる復習

30

6

欧米・日本における生命倫理に関する取組

第2~5講で配布されたプリントによる復習をしてくる

30

7

生殖技術の諸問題についてのブレーン・ストーミング

これまでの授業内容の総復習をしてくる

30

8

グループ毎の結果発表 + α (クローン技術)

ブレーン・ストーミングの結果を文章にまとめてくること

50

9

ヒトから人間へ。人間の発達における相互作用と意思疎通

自分の幼少期について回想してくること

15

10

発達障害と生命倫理

前回配布したプリントによる復習をしてくる

30

11

児童虐待防止の為の日本での社会制度

前回配布プリントによる復習

30

12

死から命の尊さを考える

自分の身近な人やペットの死についての回想

15

13

誕生から死までの倫理的問題に関するブレーン・ストーミング

第9回~12回の授業内容の総復習をしてくる

30

14

前回のブレーン・ストーミングの結果発表 + α (未定)

ブレーン・ストーミングの結果を文章にまとめてくること

50

15

まとめ

これまでの総復習をしてくること

35

成績評価方法   知識・理解 思考・判断 態度・興味・意欲 技能・表現 評価割合
筆記試験 60%
レポート
課題 30%
実技
受講状況・態度 10%
その他()
フィードバックの方法 ブレーンストーミングの結果に基づいた発表の原稿は、添削して返却します。
教科書 ナシ(講師が毎回レジュメを配布します)
参考書 1. 金子章道, 河野由美, 金内雅夫編著『学生と考える生命倫理』ナカニシヤ出版, 2014
2. 村上喜良『基礎から学ぶ生命倫理学』勁草書房, 2008
アクティブ・ラーニング グループワーク(ブレーンストーミング+α)を計2回(第7講目と第13講目)行い、その次の講義の際にその結果発表を行うアクティブ・ラーニングです。グループワークに積極的に参加して自分のアイデアを他の人と共有してください。
ICT活用 なし
メッセージ・備考 生命科学技術が進歩し続ける現代社会において生じ得る生命誕生と成長過程上の様々な道徳的諸問題について一緒に考えましょう。
ブレーン・ストーミングの結果を次の講義の時に前で発表し、その原稿を課題として提出してもらいます。
関連科目 無し