科目名 文章表現（講義） 科目ナンバー CL-JL1151-Wj
担当者
（実務経験名）		 講師　藤田　優子
履修期 1年　前期 卒業単位 選択　2単位
免許・資格 中学校教諭二種（国語）必修・司書教諭必修
授業概要 「ことば」は，使えて当たり前と思われていますが，本当にそうでしょうか。
社会生活を送るうえで必要とされる「書き言葉」には，日常の「話し言葉」とは異なるルールがあり，訓練して身に付けるべきスキルがあります。本科目では，テーマに沿って文章を書くことを通して，短大生活で必要な文章作成の「型」を学び，身に付けることを目指します。
到達目標 知識･理解 「話し言葉」と「書き言葉」の違いを理解し，「書き言葉」で求められる言語表現の知識を身に付ける。
思考･判断 円滑なコミュニケーションのために，目的や読み手に配慮した言語表現を自ら選択できる。
興味･意欲･態度 日常生活において言葉が果たす役割について自覚し，自身の日本語運用を内省できる。
技能･表現 他者に自分の意図を正確に伝えるための表現力を身につける。
授業計画 授業内容 事前事後学習内容 時間
（時間／週）

1

ガイダンス：「話し言葉」と「書き言葉」

【復習】話し言葉と書き言葉の違い，疑問点をノートにまとめる。

2

2

大学でのノートの取り方：ノートテイキングのポイント

【復習】授業ノートを作成する。

2

3

敬語の基礎

【復習】課題を見直し，間違えた問題を見直しておく。

4

4

メールの書き方

【予習】設定に沿って，メール文を作成してくる。

4

5

手紙の書き方

【予習】設定に沿って，手紙文を作成してくる。

4

6

説明のコツ

【予習】設定に沿って，説明文を作成してくる。

4

7

レポートの書き方①レポートに使う表現

【復習】書き言葉を意識して，文章を書いてみる。

4

8

レポートの書き方②正確に伝わる文のポイント

【復習】１文の長さに注意しながら，文章を書いてみる。

4

9

レポートの書き方③句読点・記号の使い方

【復習】句読点・記号に注意して，文章を書いてみる。

4

10

レポートの書き方④レポート課題を設定する

【復習】各自のレポートテーマを決定する。

4

11

レポートの書き方⑤レポートの体裁を知る

【予習】提示した論文を読んでくる。

4

12

レポートの書き方⑥レポートの章立てを理解する

【復習】先行研究を引用して，レポートを作成する。

4

13

レポートを作成する①表題を付ける

【復習】テーマに沿った表題を決定する。

4

14

レポートを作成する②推敲のポイント

【復習】レポートを作成する。

4

15

まとめ

【復習】レポートを完成させる。

8
成績評価方法   知識･理解 思考･判断 態度･興味･意欲 技能･表現 評価割合
筆記試験
レポート ○ ○ ○ ○ 40%
課題 ○ ○ ○ ○ 60%
実技
受講状況･態度
その他（）
フィードバックの方法 ・コメントカードに寄せられた質問には，基本的に翌週の講義で回答します。
・eラーニングサイト上の課題については，フィードバックコメントを返します。
教科書 橋本修・安部朋世・福嶋健伸（2008）『大学生のための日本語表現トレーニング スキルアップ編』三省堂
参考書 必要に応じて，授業中に紹介します。
アクティブ・ラーニング ・対面では可能な範囲で，ペアワークを行うことがあります。
・レポート作成は、wordを用いて行います。
・授業コメントは，eラーニングサイトを活用して提出します。
ICT活用 ・eラーニングサイトを利用し，講義資料の提示や課題提出を行います。
メッセージ･備考 文章を書いていて，「なにかがちがう」というモヤモヤに悩まされたことはありませんか。本科目では，そのモヤモヤを具体化し，解消するための方法・知識を解説します。
実際に文章を書く作業を中心に授業を進行しますので，各自の誠実な取り組みを期待します。
関連科目 アカデミックスキル１・２