科目名 子どもの音楽(講義) 科目ナンバー CC-EP1257-CP
担当者
(実務経験名)
講師 大年 真理子
(演奏家)
履修期 2年 前期 卒業単位 選択 2単位
免許・資格 保育士選択・こども音楽療育士選択
授業概要 この授業では、保育者が音楽を通して乳幼児の発達を支援していくための様々な視点を取り扱います。子どもたちの表現に対して、どのように保育者が受け止め支援していくのか、自分なりに考えることが重要です。事例検討などを通して、保育者としてのかかわり方を考えていきます。また、保育者として必要な表現におけるスキルについて実践練習を取り入れることもあります。

到達目標 知識・理解 ・領域「表現」における子どもたちとのかかわりについて、音楽活動の視点から理解することができる。
・子どもたちの音楽的発達や、それに適したかかわり方を考えることができる。
思考・判断 ・日々、音に興味をもち、音のインプット・アウトプットに意識を持ちながら学ぶことができる。
・子どもたちの姿を想像しながら、保育現場での音楽活動について関わりや配慮すべき点を検討できる
興味・意欲・態度 様々な音楽活動に興味をもち、保育者としてどのように実践していくべきか考えることができる。
技能・表現 領域「表現」における子どもたちとのかかわりについて、保育者として必要な力を検討し実践することができる。
授業計画 授業内容 事前事後学習内容 時間
(時間/週)

1

オリエンテーション/「音日記」について

身の回りの音に注目して過ごす。

4

2

乳幼児の聴覚について

乳児クラスでの実習の様子を思い出しておく。

4

3

音環境について

乳児クラスでの保育者と子どもとのかかわりを思い返しておく。

4

4

乳幼児の声の発達について

保育現場における子どもたちの声を発する姿を思い返しておく。

4

5

乳幼児への語りかけ、歌いかけについて

保育現場における保育者の声の発し方を思い返しておく。

4

6

乳幼児と楽器(音楽)との出会いについて

保育現場での乳幼児と音楽のかかわりを思い返しておく。

4

7

合奏について考えよう

保育現場で目にした一斉活動を思い返しておく。

4

8

合奏活動①(楽譜作成)

保育現場での乳幼児と音楽のかかわりを思い返しておく。

4

9

合奏活動②(実践)

保育現場での乳幼児と音楽のかかわりを思い返しておく。

4

10

事例検討①

保育現場での乳幼児の様子を思い返しておく。

4

11

事例検討②

保育現場での乳幼児の様子を思い返しておく。

4

12

音楽表現技術を高めよう①(内容検討)

保育の表現技術の中で実践したい事柄を考えておく。

4

13

音楽表現技術を高めよう②(教材準備)

保育の表現技術の中で実践したい事柄を考えておく。

4

14

音楽表現技術を高めよう②(発表準備)

これまでの学びを生かすためポイントを確認しておく。

4

15

音楽表現技術を高めよう②(発表)

これまでの学びを生かすためポイントを確認しておく。

4

成績評価方法   知識・理解 思考・判断 態度・興味・意欲 技能・表現 評価割合
筆記試験 40%
レポート
課題 10%
実技
受講状況・態度 20%
その他(発表) 30%
フィードバックの方法 音の記録として、毎時間記述するものがあります。毎時間確認し、返却します。
教科書 資料提示を中心とします。
参考書 『乳幼児のための音楽表現』小西行郎・志村洋子・今川恭子・坂井康子 中央法規
『「音」から広がる子どもの世界』吉永早苗著 株式会社ぎょうせい
『運動・遊び・音楽(あかちゃん学で理解する乳児の発達と保育 第2巻)』小西行郎・小西薫・志村洋子 中央法規
アクティブ・ラーニング グループワークを通して、自身の持てる力を伸ばしていきます。一人では気づくことができない部分も、仲間とのワークによって気づきを得て、実践力につなげていきましょう。
ICT活用 情報端末や、視覚教材を利用し、保育者の表現にかかわる実践例を提示していきます。また、インターネット等で日ごろから情報収集を行い、子どもたちと音楽に関わることをリサーチしておきましょう。
メッセージ・備考 実習での経験を活かしながら、子どもたちの前での自身の姿を想定して検討、実践を行いましょう。音楽について知り、興味を持つことから始めましょう。
関連科目 音楽1~4・幼児と表現