科目名 日本の文学と文化(講義)  科目ナンバー LA-CA2143
担当者
(実務経験名)
講師 松本 美耶
履修期 1年 後期 卒業単位 選択必修 2単位
免許・資格
授業概要 平安時代に誕生した散文作品(物語、日記)に触れながら、当時の貴族のライフスタイルについて講義する。中でも特に、文学の担い手となった女性たちのキャリアや結婚についての知識を深め、興味・関心を持つ。
到達目標 知識・理解 平安時代の貴族の生活やしきたり、風習に関する知識を深めることができる。
思考・判断 古き日本の文学や文化を知り、人間の不変性や多様性について考察することができる。また、自身の今後のライフスタイルについて考えるきっかけとなる。
興味・意欲・態度 古典文学に興味・関心を持つことによって、さらに他の時代やジャンルの文学や日本の文化について考察することができる。
技能・表現 授業で取り上げたテーマに関して、自身で調べる技術や、他者に説明するための表現力を身につけることができる。
授業計画 授業内容 事前事後学習内容 時間
(時間/週)

1

オリエンテーション

シラバスの授業内容を読んでおくこと。

4

2

平安時代の文化と風習(1)

平安時代、また当時の都であった京都について調べておくこと。

4

3

平安時代の文化と風習(2)

平安時代の貴族の生活について調べておくこと。

4

4

平安時代の文化と風習(3)

平安時代のイベント(祭り、旅など)について調べておくこと。

4

5

平安時代の政治について

現代の政治について調べておくこと。

4

6

平安時代の恋愛と結婚(1)

現代の恋愛について考えておくこと。

4

7

平安時代の恋愛と結婚(1)

現代の婚姻制度について調べておくこと。

4

8

和泉式部の場合 —『和泉式部日記』—

和泉式部について調べておくこと。

4

9

大納言道綱母の場合 —『蜻蛉日記』—

大納言道綱母について調べておくこと。

4

10

清少納言の場合 —『枕草子』—

清少納言について調べておくこと。

4

11

紫式部の場合(1) —『紫式部日記』と『紫式部集』—

紫式部について調べておくこと。

4

12

紫式部の場合(2) —『源氏物語』正篇の世界—

先週の配布資料を復習し、『源氏物語』について調べておくこと。

4

13

紫式部の場合(3) —『源氏物語』続篇の世界—

先週の配布資料を復習すること。

4

14

菅原孝標女の場合 —『更級日記』—

菅原孝標女について調べておくこと。

4

15

まとめ

これまでの授業内容をまとめておくこと。

4

成績評価方法   知識・理解 思考・判断 態度・興味・意欲 技能・表現 評価割合
筆記試験
レポート 60%
課題 20%
実技
受講状況・態度 20%
その他()
フィードバックの方法 毎回、授業の最後にコメントカードを配布しますので、授業の中で考えたことや気づいたことを記入して提出してください。コメントカードの内容の共有、また質問に対する回答は、次の授業の最初に口頭で解説します。
教科書 毎回、資料を配付します。
参考書 授業中に適宜紹介します。
アクティブ・ラーニング
ICT活用 eラーニングサイトを利用し、課題提出を行います。
メッセージ・備考 平安時代の散文作品はほとんどが中流貴族の家の娘たちによって書かれたものです。彼女たちはフィクションを通じて、当時の世情や自身の考えを綴っています。恋や人生に悩みながら逞しく生きるその姿は、現代の私たちのそれに重なるものもあるでしょう。
関連科目 文学関連全般